べんてんのお堂のうしろは、べんてん淵だ。ここは道志川じゅうでの名うてのさかなのより場なのだ。浄水場の底のふたがあくと、よごれた水がみんな、ここにおちるしかけになっている。いままで、チョロチョロ、ういたごみだけがながれだすようになっているのが、せきをとると、にごり水の洪水になる。その晩は、ウナギがきまって、うんとつれる。
【「三太ウナギ騒動」より、偕成社版『三太物語』34頁】 |
|
 |
| *浄水場の排水施設は、「べんてん淵」に流れ込む沢に設置されている。現在、「べんてん淵」には「弁天橋」と呼ばれるコンクリートの橋がかかっているが、三太の遊んでいたころ、この橋はなかった |
|
|

上流から見た弁天橋。右手がべんてん淵、橋桁のあいだから三太旅館がのぞく

浄水場の排水施設
|