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三太物語
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「三太物語」の史跡めぐり   編集・撮影:山本恭一
大ガッパ淵    
 水道のとり入れ口をこすと、川の水かさが三倍にもなった。いよいよ大ガッパ淵にたどりついてみると、とてもきみがわるい。道志川じゅう第一の大きな淵だ。川の半分ぐらいまで大岩がのりだしている。その背は、切りたったびょうぶ岩で、五十メートルもあろうか、まるで、のしかかるようだ。淵は青くトロンとしてるようだが、どうしてゆだんできない。スーッと、じょうごのようなうずまきが水面にあらわれる。竹の棒なぞがながれてくると、ここまでまっすぐに立って、こまのようにまわると、すっと水面からきえてしまう。それは、水の底に、もっと大きなうずまきのあるしるしだ。
【「三太カッパ退治」より、偕成社版『三太物語』64頁】
*三太がカッパ退治にもぐって、おぼれてしまった淵。いまでも、カッパが住んでいそう……。この淵の先は谷が迫って、もう川伝いには行けない。
 
取水堰、
その上流の見えないあたりが大カッパ淵

     

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